その1
鍼灸施術だけではなく、運動療法や低周波通電、温熱、振動刺激等の物理療法も併用して、
個々の患者さんの状態に合わせながら、限られた訪問時間の中で最大限の効果を引き出します。
痛みや麻痺のある患者さんの場合、関節や筋肉が冷えて硬い状態のまま関節運動等を行うと痛みが出やすかったり、
場合によっては痛みが増してしまうことがあります。そのようなリスクを避けるため、当院では関節や筋肉を温熱機器(ホットパック等)で十分暖めてから、
できるだけ痛みが出ないように関節運動等を行っています。
その2
精神面の安定を治療効果の一つと考えています。
他者と交流する機会が少なくなった高齢者のメンタルヘルス(心の健康)を保つのには、施術者と一対一で行う訪問鍼灸は最適です。
人と話をする、人とふれあうといったコミュニケーションは脳の活性化を促し、
また笑うことで免疫力が高まることも研究で解明されています。このような効果は、心身共に健康状態を改善させます。